今回は競馬初心者向けに「複勝」をテーマに書きたいと思います。
「競馬の複勝とは」何か、そしてどのようなレースで複勝を買うと効果的なのかについて、実体験を交えながら詳しく解説していきます。
単勝では厳しい勝負も、複勝ならば安定した回収率を期待できるケースは多いもの。この記事を読めば、明日からの馬券戦略が大きく変わるかもしれません。
目次
- 競馬複勝とは?初心者にもわかりやすく解説
- 複勝の基本的なメリットとデメリット
- どんなレースで複勝を買うべきか
- 人気薄を本命にする時こそ複勝を活用しよう
- 1点勝負でも複勝が有効な理由
- 失敗から学んだ私の複勝活用術
競馬複勝とは?初心者にもわかりやすく解説
「複勝とは 競馬」で検索する方も多いと思いますが、まずは基本から説明していきましょう。複勝とは、あなたが選んだ馬が3着以内に入れば的中となる馬券です。1着に限定される単勝と比べると、的中率が格段に高くなるのが特徴です。
例えば、10頭立てのレースであれば、理論上は30%の確率で当たることになります(実際には馬の実力差があるため、単純計算通りにはなりませんが)。初心者の方にとって、競馬を楽しみながら長く続けるためには、この「的中体験」が非常に重要です。
複勝は払戻金こそ単勝より低くなりますが、「勝つ喜び」を比較的手軽に味わえる馬券と言えるでしょう。
複勝の基本的なメリットとデメリット
メリット
- 的中率が高い:3着以内に入れば的中するため、単勝の約3倍の的中チャンスがあります。
- 回収率が安定しやすい:的中率が高いため、長期的に見ると回収率が安定しやすい傾向にあります。
- メンタル的な負担が少ない:連敗が少なくなるため、精神的なストレスが軽減されます。
- 少額から挑戦できる:最低購入額は100円からなので、資金に余裕がない方でも楽しめます。
デメリット
- 払戻金が少ない:人気馬の場合、的中しても100円購入で110円〜130円程度の配当になることも少なくありません。
- 大きな利益は出にくい:単勝や馬連などと比べると、一度に大きく稼ぐことは難しいです。
- 複数頭買いの効果が薄い:的中率が高いため、複数頭買いによる的中率向上の効果は限定的です。
どんなレースで複勝を買うべきか
全てのレースで複勝が適しているわけではありません。以下のような特徴を持つレースでは、複勝が特に有効です:
複勝が効果的なレース条件
- 混戦レース:明確な軸馬が見当たらず、力が拮抗しているレースでは、単勝よりも複勝の方が安全です。
- 出走頭数が多いレース:16頭立てや18頭立てなど、出走頭数が多いレースでは荒れる可能性が高く、複勝の安定性が活きてきます。
- 人気馬に不安要素があるレース:人気馬に斤量増や不利な枠順などの不安要素がある場合、単勝を避け複勝を選ぶことで回収率が向上します。
複勝を避けるべきレース
- 圧倒的な1番人気がいるレース:オッズが1.1倍〜1.2倍程度の複勝では、リスクの割に見合うリターンが期待できません。
- 少頭数のレース:6頭立てや7頭立てなど少頭数のレースでは、複勝の配当が非常に低くなりがちです。また、7頭以下の場合2着までに入着しないと的中とならないので、オッズ的にも別の馬券を購入したほうがいいでしょう。
人気薄を本命にする時こそ複勝を活用しよう
多くの競馬ファンが人気薄の馬を本命にすることがあります。その際、単勝で勝負するか、複勝で堅実に行くか悩むところですが、人気薄を本命にする時こそ、複勝を活用すべきです。その理由を見ていきましょう。
人気薄の複勝のメリット
- 許容できるリターン:人気薄の馬の複勝は、単勝ほどではないにしろ、十分な配当が期待できます。例えば単勝20倍の馬なら、複勝でも5倍前後の配当が見込めることもあります。
- 「惜しい」を「的中」に変える:人気薄の本命馬が2着や3着に来た場合、単勝では惜しくも外れですが、複勝なら的中となります。
- 回収率の向上:長期的に見ると、人気薄の馬の複勝は高い回収率につながることが多いです。
例:人気薄複勝の回収率
例えば、単勝オッズ10倍以上の馬に絞って複勝を買い続けた場合、的中率は低くても、的中した時の配当が大きいため、長期的には100%を超える回収率を期待できるケースもあります。
1点勝負でも複勝が有効な理由
予算が限られている場合や、「この馬しかない!」と確信している場合の1点勝負。このような時でも、複勝の有効性は非常に高いです。
1点勝負における複勝のメリット
- 資金効率が良い:少ない資金で長く楽しめます。単勝で負けてしまうと早々に資金が底をつきますが、複勝なら的中率が高いため、長く競馬を楽しめます。
- 連敗リスクの軽減:1点勝負を繰り返す場合、単勝では連敗しやすいですが、複勝なら的中率が高く連敗リスクが軽減されます。
- 自信の度合いに応じた使い分け:絶対的な自信がある馬には単勝、少し不安がある馬には複勝と、使い分けることで効率的な資金運用が可能になります。
1点勝負の複勝戦略
「この馬に全てを賭ける」という状況でも、単勝だけでなく複勝も検討しましょう。特に以下のような場合は複勝がおすすめです:
- 枠順や騎手など、不安要素が少しでもある場合
- 前走からの斤量増など、条件が少しだけ厳しくなっている場合
- 安定して3着以内に来る馬の場合(掲示板を外さない馬)
失敗から学んだ私の複勝活用術
私自身、競馬を始めた頃は単勝や馬連ばかりを買っていました。特に人気薄の馬を本命にする時は、大きな配当を夢見て単勝を購入していたものです。
しかし、何度も「あと少し」というレースを経験しました。人気薄の馬を本命にして、その馬が3着以内に来たのに当たらないという悔しい経験を幾度となく味わいました。
最近だと、2024年の京都大賞典で本命を8番人気のシュヴァリエローズにしていましたが、馬連ワイドしか買っておらず、結果シュヴァリエローズが1着入選も相手が来なかったため外れ。複勝でも5.1倍付いていたので、非常にもったいないことをしたと今でも覚えています。
この経験から、私は人気薄を軸にする際は必ず複勝も購入するようにしています。
まとめ:初心者こそ複勝を味方につけよう
競馬複勝とは、初心者の強い味方になる馬券です。特に以下のポイントを押さえておきましょう:
- 競馬の複勝は3着以内に入れば的中する、初心者に優しい馬券
- 混戦レースや頭数の多いレースで特に有効
- 人気薄を本命にする時こそ複勝を活用すべき
- 1点勝負でも複勝は有効な選択肢
- 単勝と複勝を組み合わせることで、リスクとリターンのバランスが取れる
競馬は長い目で見れば「資金管理」と「リスク管理」が勝負の鍵を握ります。複勝を上手に活用して、安定した回収率を目指しましょう。
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