日曜東京メインレース、天皇賞秋の予想です。
今回もAIを使用して出走馬全頭の評価を基に予想していきます。
評価システムについて
今回の予想では、東京2000m芝という舞台特性を考慮し、以下の配点で各馬を100点満点で評価しています。
評価項目と配点(100点満点)
- 騎手成績:23点 – 提供データに基づく実績評価
- 厩舎成績:12点 – 調教師の勝率・連対率を評価
- 好調枠:5点 – 枠番による有利不利を考慮
- 馬の能力(タイム指数):40点 – 過去4走のタイム指数を詳細に分析
- レース展開:20点 – 予想されるペースと脚質の相性を評価
特に重要なのは「馬の能力」の項目です。タイム指数は、各馬の過去4走の平均値・最高値・最低値を算出し、出走馬の中での相対評価に加えて、上昇傾向・距離適性・コース適性などの補正を加えています。
出走馬全頭評価表
| 順位 | 馬番 | 馬名 | 騎手成績 | 厩舎成績 | 好調枠 | 馬の能力(タイム指数) | レース展開 | 合計 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 5 | タスティエーラ | 23 | 12 | 2 | 35 (平均117.5/最高120/最低112) | 16 | 88 |
| 2 | 7 | マスカレードボール | 23 | 8 | 3 | 33 (平均115.8/最高118/最低103) | 15 | 82 |
| 3 | 6 | ブレイディヴェーグ | 19 | 9 | 2 | 27 (平均109.0/最高111/最低106) | 18 | 75 |
| 3 | 9 | ミュージアムマイル | 20 | 8 | 4 | 29 (平均115.3/最高119/最低108) | 14 | 75 |
| 3 | 14 | クイーンズウォーク | 18 | 9 | 5 | 28 (平均111.5/最高113/最低107) | 15 | 75 |
| 6 | 8 | ホウオウビスケッツ | 15 | 8 | 3 | 31 (平均114.8/最高116/最低105) | 17 | 74 |
| 7 | 11 | シランケド | 18 | 6 | 4 | 26 (平均108.5/最高111/最低104) | 19 | 73 |
| 8 | 13 | メイショウタバル | 20 | 11 | 5 | 22 (平均112.0/最高120/最低85) | 10 | 68 |
| 9 | 2 | アーバンシック | 21 | 10 | 3 | 18 (平均113.5/最高117/最低111) | 14 | 66 |
| 10 | 10 | エコロヴァルツ | 14 | 6 | 4 | 24 (平均112.8/最高114/最低110) | 16 | 64 |
| 11 | 12 | セイウンハーデス | 15 | 7 | 4 | 16 (平均107.5/最高111/最低100) | 13 | 55 |
| 12 | 3 | ジャスティンパレス | 11 | 0 | 3 | 20 (平均114.0/最高117/最低111) | 16 | 50 |
| 13 | 4 | ソールオリエンス | 14 | 8 | 2 | 13 (平均110.3/最高113/最低103) | 11 | 48 |
| 14 | 1 | コスモキュランダ | 14 | 4 | 5 | 11 (平均112.8/最高115/最低108) | 12 | 46 |
レース展開予想
ペース予想:ミドルペース→上がり勝負
今回のレースはスローからミドルペースで進み、最後の直線で瞬発力勝負になると予想されます。
メイショウタバル(13番)が逃げを打つ可能性が高く、単騎逃げの展開になれば前半1000mは59秒台後半から60秒台前半のミドルペースになるでしょう。ホウオウビスケッツ(8番)も逃げ・先行実績がありますが、東京2000mという舞台では極端なハイペースにはなりにくい距離です。
中団から後方には、タスティエーラ、マスカレードボール、ミュージアムマイル、シランケド、ブレイディヴェーグ、クイーンズウォークなど、差し脚質で末脚に自信のある馬が控えます。
4コーナーを回って東京の長い直線(525.9m)に入ると、一斉に差し馬たちが仕掛け始めます。上がり3ハロンは33秒台から34秒台前半が要求される瞬発力勝負になる見込みです。
この展開では、差し・追込馬が有利で、特に牝馬で56kgという斤量面でのアドバンテージを持つブレイディヴェーグ、シランケド、クイーンズウォークには注目です。
上位評価馬3頭の詳細分析
1位:タスティエーラ(5番)88点
圧倒的な能力で本命評価
タスティエーラは、タイム指数の平均値117.5、最高値120という出走馬中で最も高い能力を示しています。前走の香港国際G1(QE2世カップ)を制覇した実績は、国際的なレベルでの強さを証明しています。
さらに注目すべきは、昨年の天皇賞(秋)で2着という同コース・同距離での好走実績です。この時は3-3-5という好位追走から、上がり3ハロン33.4秒の末脚で優勝馬ドウデュースに0.2秒差まで迫りました。東京2000mというコースへの適性は実証済みと言えるでしょう。
D.レーン騎手は、昨年の天皇賞(秋)をドウデュースで制した経験があり、このコースを熟知しています。勝率25.3%、複勝率54.5%という高い数値が示すとおり、一流ジョッキーとして安定した騎乗を見せてくれるはずです。
唯一の懸念材料は、前走から約6ヶ月の休養明けという点です。しかし、堀宣行厩舎(勝率27.3%)の管理下で計画的に調整されてきたことを考えれば、仕上がりに大きな不安はないでしょう。
能力、実績、コース適性、騎手との相性、すべてにおいて出走馬中で最も総合力が高く、本命に推します。
2位:マスカレードボール(7番)82点
3歳世代の期待星、ルメール騎手との最強コンビ
マスカレードボールは、平均タイム指数115.8、最高118という高い能力を持つ3歳馬です。前走の東京優駿(ダービー)で2着、前々走の皐月賞で3着と、クラシック戦線で好成績を収めてきました。
最大の武器は、3歳馬として56kgという斤量です。古馬が58kgを背負う中、2kgのアドバンテージは非常に大きく、特に最後の直線での伸び脚に影響します。
そして何より、C.ルメール騎手(勝率30.0%、複勝率62.9%)とのコンビは最強と言えるでしょう。ルメール騎手は2023年の天皇賞(秋)をイクイノックスで制覇し、コースレコード(1分55秒2)を樹立しています。東京競馬場での実績は圧倒的で、このコースを知り尽くした騎乗が期待できます。
タイム指数の面ではタスティエーラに若干劣るものの、斤量のアドバンテージと成長力、そして世界最高峰のジョッキーとのコンビネーションを考えれば、十分に対抗可能です。3歳馬の勢いでクラシック世代の意地を見せられるか注目です。
3位:ブレイディヴェーグ(6番)75点
差し脚質と軽斤量が最大の武器
ブレイディヴェーグは、タイム指数の平均値109.0と、上位2頭に比べると能力面では見劣りします。しかし、このレースで高く評価すべきは、レース展開への適性です。
前走の新潟記念では5-5番手から、前々走の安田記念では8-8番手からと、典型的な差し馬です。予想されるスローからミドルペースの展開は、この脚質に最適です。東京の長い直線(525.9m)は、後方からの末脚を存分に活かせる舞台と言えるでしょう。
さらに、牝馬で56kgという斤量面でのアドバンテージも見逃せません。古馬の牡馬が58kgを背負う中、2kgの差は最後の直線で大きな武器になります。
戸崎圭太騎手(勝率14.7%、複勝率41.1%)は東京競馬場での実績が豊富で、このコースでの勝率は高い数値を示しています。差し馬の手綱さばきに定評があり、このレース展開を最大限に活かした騎乗が期待できます。
能力では上位2頭に劣るものの、展開と斤量という2つの大きな武器を持つブレイディヴェーグ。スローペースからの上がり勝負になれば、一発の可能性は十分にあります。
低評価だが侮れない1頭
メイショウタバル(13番)68点
人気に推されるも展開が鍵を握る逃げ馬
総合評価では8位と決して高くないメイショウタバルですが、2番人気に推されているのは、前走の宝塚記念を1-1-1-1の逃げ切りで制した実績が評価されてのことでしょう。
タイム指数の最高値は120とタスティエーラと同じ数値を記録しており、ハマった時の爆発力は出走馬中でもトップクラスです。武豊騎手という大舞台に強いベテランジョッキーとのコンビも、信頼感を高めています。
ただし、懸念材料も多くあります。タイム指数の最低値が85と極端に低く、85から120という変動幅35ポイントは出走馬中で最も不安定です。これは「ハマれば強いが、合わないと大敗する」タイプの証拠と言えます。
また、東京2000mという舞台は、メイショウタバルにとって中途半端な距離です。宝塚記念は2200m、得意距離は長距離寄りで、2000mでは最後の直線で差し馬に捕まる可能性が高いでしょう。
それでも、逃げ馬として展開を作る役割は重要です。もし極端なスローペースに持ち込めれば、そのまま粘り込む可能性もゼロではありません。前走の宝塚記念での勝利が示すように、条件がハマれば強いのがこの馬の特徴です。
人気に推されている分、評価と実力のギャップには注意が必要ですが、展開次第では好走の可能性も秘めています。
ここまでが、出走馬全頭のAI分析結果です。タスティエーラが総合点トップ。休み明けをどう判断するか?スローながら直線長いので、決め手勝負になるというレース展開の評価は納得です。
予想と買い目
◎クイーンズウォーク
〇タスティエーラ
▲マスカレードボール
△ミュージアムマイル
△シランケド
△メイショウタバル
注ホウオウビスケッツ
本命はクイーンズウォークにします。
前走の新潟記念は放馬により除外。結果的にヴィクトリアマイル以来となりましたが、休み明けきっちり仕上げる中内田厩舎なので、問題ないかと。ヤネも引き続き川田騎手で総合点5位、タイム指数も上位で土曜日時点で9番人気なら狙わない手はないと見ました。
買い目は、14の単複と馬連流し14ー5,7,8,9,11,13と3連複流し14ー5,7,8,9,11,13とワイド流し14ー5,7で勝負したいと思います。


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