今週日曜の京都メインレース。G1菊花賞。
今回もAIで出走馬全頭の分析結果を基に予想していきます。
評価システムについて
本予想では、以下の5項目で各馬を100点満点で評価しています。
評価項目と配点(2200m-3600m)
- 騎手成績:25点 – 提供データに基づく騎手の実績評価
- 厩舎成績:15点 – 調教師の菊花賞およびG1での成績
- 好調枠:5点 – 過去の菊花賞における枠番別成績
- 馬の能力:35点 – タイム指数を基にした総合能力評価
- レース展開:20点 – 予想されるペースと脚質の適性
特に長距離戦である菊花賞では、騎手の技術と馬の能力が重要となるため、この2項目に高い配点を設定しています。
出走馬全頭評価表
| 順位 | 馬番 | 馬名 | 騎手成績 | 厩舎成績 | 好調枠 | 馬の能力(タイム指数) | レース展開 | 合計 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 7 | ショウヘイ | 21 | 13 | 4 | 35 (82.3/86.5/77.8) | 10 | 83 |
| 2 | 15 | エリキング | 25 | 4 | 5 | 34 (81.0/85.2/76.5) | 9 | 77 |
| 3 | 9 | エネルジコ | 25 | 0 | 5 | 33 (79.8/83.5/75.5) | 12 | 75 |
| 4 | 5 | ジョバンニ | 21 | 3 | 4 | 32 (78.5/82.0/74.2) | 11 | 71 |
| 5 | 11 | マイユニバース | 23 | 0 | 4 | 30 (76.8/80.0/72.5) | 13 | 70 |
| 6 | 12 | ゲルチュタール | 18 | 3 | 4 | 31 (77.5/81.2/73.0) | 13 | 69 |
| 7 | 3 | ライトトラック | 14 | 13 | 3 | 23 (71.2/73.5/68.0) | 12 | 65 |
| 8 | 10 | ジーティーアダマン | 20 | 6 | 5 | 22 (70.5/74.0/66.0) | 11 | 64 |
| 9 | 4 | ヤマニンブークリエ | 16 | 0 | 3 | 28 (74.8/77.2/71.5) | 14 | 61 |
| 10 | 6 | ミラージュナイト | 13 | 4 | 4 | 25 (72.8/75.5/69.0) | 13 | 59 |
| 11 | 14 | エキサイトバイオ | 17 | 0 | 4 | 21 (69.5/72.0/66.2) | 13 | 55 |
| 12 | 1 | コーチェラバレー | 18 | 0 | 3 | 20 (68.0/70.5/64.2) | 13 | 54 |
| 13 | 2 | アマキヒ | 13 | 4 | 3 | 18 (66.5/69.0/63.5) | 14 | 52 |
| 14 | 8 | レクスノヴァス | 0 | 6 | 4 | 26 (73.5/76.0/70.2) | 15 | 51 |
| 15 | 13 | アロンディ | 13 | 2 | 4 | 15 (63.2/66.0/59.5) | 14 | 48 |
| 16 | 16 | ラーシャローム | 13 | 0 | 2 | 12 (60.5/63.5/57.0) | 15 | 42 |
| 17 | 18 | レッドバンデ | 0 | 0 | 2 | 27 (74.2/77.5/70.0) | 13 | 42 |
| 18 | 17 | レイヤードレッド | 0 | 9 | 2 | 16 (64.8/67.5/61.5) | 14 | 41 |
※馬の能力欄の数値は(平均タイム指数/最高タイム指数/最低タイム指数)を表示
レース展開予想
コース・距離情報
- 競馬場:京都競馬場
- 距離:3000m
- コース:芝・右回り外回り
- 発走時刻:15:40
予想ペース:ミドルペース~やや速め
3000mという長距離戦のため、序盤は各馬が様子を見る展開となるでしょう。ジーティーアダマン(10番)が先頭を主張する可能性が高く、マイユニバース(11番)、ゲルチュタール(12番)も前々でレースを進めると予想されます。
ペース分析
前半1000m:やや速め~平均ペース
極端な逃げ馬がいないため、ハイペースにはならないものの、適度な流れが期待できます。
中盤1000m:落ち着いたペース
長距離戦特有のスタミナ温存フェーズ。ここでの位置取りとスムーズな流れが重要です。
終盤1000m:上がり勝負
京都外回りの長い直線で、ここまでスタミナを温存できた馬の決め手が問われます。
展開の特徴
有利な脚質:先行~中団
ミドルペースが予想されるため、極端な後方待機は不利。好位~中団での競馬が理想的です。
枠順の影響:中枠やや有利
長距離戦のため外枠のロスは少ないものの、スムーズに好位を取れる中枠(4-6枠)が若干有利と見ます。
決め手の重要性:上がり勝負
京都外回りの長い直線では、最後の直線で伸びる脚を持っている馬が優位に立ちます。
上位評価馬3頭の詳細分析
1位:ショウヘイ(7番)- 総合評価83点
評価の根拠
ショウヘイは全項目で高得点を獲得し、総合評価トップとなりました。最大の強みはタイム指数の高さと安定性です。
能力分析
- 平均タイム指数:82.3(出走馬中トップ)
- 最高タイム指数:86.5(神戸新聞杯2着時)
- 最低タイム指数:77.8(きさらぎ賞4着時)
神戸新聞杯ではエリキングに僅差の2着ながら、上がり3F 32.9という優秀な決め手を披露。東京優駿3着、京都新聞杯勝ちと、2400m前後で安定した成績を残しており、3000mへの距離延長にも十分対応できるスタミナを備えています。
騎手・厩舎の強み
- 岩田望来騎手は中長距離で高い実績を持つ
- 友道康夫厩舎は菊花賞で好成績
- 前走からの間隔も適度で調整は万全
懸念材料 強いて挙げるなら、神戸新聞杯でエリキングに先着されたこと。ただし、その差はわずか0.1秒であり、再戦での巻き返しは十分可能です。
2位:エリキング(15番)- 総合評価77点
評価の根拠
エリキングは圧倒的な決め手と充実度が最大の武器です。川田将雅騎手という最高のパートナーを得て、本番でも中心的存在となるでしょう。
能力分析
- 平均タイム指数:81.0(出走馬中2位)
- 最高タイム指数:85.2(神戸新聞杯勝ち)
- 上がり3F:32.3(出走馬中最速)
神戸新聞杯では中団後方(7-7-7-7)から上がり3F 32.3という驚異的な脚で差し切り勝ち。この決め手は出走馬の中で群を抜いています。
距離適性
- 2歳時:京都2歳S(2000m)勝ち
- 3歳春:皐月賞(2000m)11着 ← 短い
- 3歳初夏:東京優駿(2400m)5着 ← 距離延長で復調
- 3歳秋:神戸新聞杯(2400m)勝ち ← 自己ベスト
このように、距離が延びるほど能力を発揮するタイプ。3000mという菊花賞の舞台は理想的で、さらなる飛躍が期待できます。
勝利のポイント 川田将雅騎手の巧みな位置取りと、直線での爆発的な決め手。スタミナさえ持続すれば、他馬を圧倒する可能性を秘めています。
3位:エネルジコ(9番)- 総合評価75点
評価の根拠
エネルジコは着実な成長曲線と高い基礎能力が魅力です。C.ルメール騎手という世界トップクラスのジョッキーとのコンビも心強い材料です。
能力分析
- 平均タイム指数:79.8(出走馬中3位)
- 最高タイム指数:83.5(新潟記念2着)
- キャリア:4戦3勝(デビュー以来安定)
前走の新潟記念では、格上の古馬相手に2着と好走。重賞レベルの実力を証明しました。青葉賞では後方(10-11-12-12)から上がり3F 33.4で差し切っており、決め手の鋭さも十分です。
成長力
- 4走前(新馬):75.5
- 3走前(1勝クラス):78.0
- 2走前(青葉賞):81.2
- 前走(新潟記念):83.5
このように、レースを使うごとに着実にタイム指数が向上。若駒としての伸びしろは計り知れません。
距離適性 青葉賞(2400m)を制しており、2400m以上では無類の強さを発揮。3000mへの適性も高く評価できます。
勝利のシナリオ C.ルメール騎手が得意とする後方待機策から、直線で一気に捲る競馬。スタミナが持続すれば、上位2頭を脅かす存在となるでしょう。
低評価だが侮れない伏兵馬
レッドバンデ(18番)- 総合評価42点
総合評価では下位に沈んだレッドバンデですが、能力指数は27点と中位クラスを持っています。評価が伸びなかった最大の理由は、騎手・厩舎の成績が0点という実績面での不安です。
注目すべき能力
- 平均タイム指数:74.2
- セントライト記念3着(2200m)
- 稲城特別勝ち(2400m)
2400m前後では安定した成績を残しており、タイム指数も決して低くありません。特にセントライト記念では上位2頭と0.1秒差の僅差まで迫っており、能力的には上位陣に劣りません。
穴馬として評価できる理由
- 基礎能力の高さ:タイム指数74.2は出走馬の中で8番目の数値
- 距離適性:2400mでの実績は十分
- 位置取りの良さ:セントライト記念では3-3-3-3という理想的な位置取り
- 人気薄の妙味:低評価ゆえの配当妙味
勝利のシナリオ 佐々木大輔騎手が前走と同様に好位を取り、スムーズな競馬ができれば、直線で粘り込む可能性があります。上位陣が潰し合う展開になれば、漁夫の利を得るチャンスも。
実績面での不安はありますが、能力だけで見れば決して侮れない一頭です。荒れた場合の伏兵として、マークしておく価値は十分にあります。
ここまでがAI分析結果となります。ここまでの情報を基に予想していきます。
予想と買い目
◎エネルジコ
〇マイユニバース
▲レッドバンデ
本命はエネルジコにします。
前走新潟記念はシランケドの2着となりましたが、休み明けとしては上々の内容。ルメール騎手もだいぶ体が重かったというコメントもあったように、本番はここなので、前走はプラスととらえてます。重馬場もこなせそうですし、全体的なパラメータも高く、レース展開も上位3頭の中で最も高い。ルメールさんを信じたいと思います。
相手は、武豊騎手の逃げが怖いマイユニバースとAIが穴で指定したレッドバンデの2頭に絞ります。
馬券は9の単複と馬連ワイドボックス9,11,18で勝負したいと思います。


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