気づけばもう師走。
今回は日曜中京メインG1チャンピオンズCの予想です。
今回もAIで全頭分析した結果を基に予想していきます。
評価配点(1800m)
- 騎手成績:23点 – 騎手の実績と勝率を重視
- 厩舎成績:12点 – 調教師の仕上げ能力を評価
- 好調枠:5点 – 枠順による有利不利を反映
- 馬の能力(タイム指数):40点 – 過去4走のタイム指数から算出した能力値
- レース展開:20点 – 想定ペースと脚質の適性を評価
特に「馬の能力」は全体の40%を占める最重要項目です。過去4走のタイム指数(平均値/最高値/最低値)を算出し、出走馬間での相対評価を行っています。上位馬と下位馬では10点以上の差をつけ、能力差を明確に表現しました。
全頭評価表
| 順位 | 馬番 | 馬名 | 騎手成績 | 厩舎成績 | 好調枠 | 馬の能力(タイム指数) | レース展開 | 合計 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 12 | ナルカミ | 21 | 11 | 3 | 40 (59.5/61.2/57.8) | 19 | 94 |
| 2 | 2 | ダブルハートボンド | 18 | 12 | 5 | 38 (58.8/60.0/57.5) | 18 | 91 |
| 3 | 11 | シックスペンス | 23 | 12 | 3 | 36 (57.5/60.2/54.5) | 15 | 89 |
| 4 | 8 | ウィルソンテソーロ | 23 | 10 | 2 | 35 (57.2/59.8/54.2) | 16 | 86 |
| 5 | 16 | ルクソールカフェ | 21 | 10 | 1 | 37 (58.2/60.5/55.5) | 17 | 86 |
| 6 | 9 | アウトレンジ | 20 | 12 | 4 | 33 (56.2/58.8/53.2) | 14 | 83 |
| 7 | 3 | メイショウハリオ | 20 | 10 | 3 | 32 (55.5/58.2/52.0) | 14 | 79 |
| 8 | 7 | ラムジェット | 17 | 9 | 2 | 30 (55.8/58.5/52.8) | 15 | 73 |
| 9 | 1 | ウィリアムバローズ | 15 | 12 | 5 | 25 (54.2/57.2/51.8) | 12 | 69 |
| 10 | 13 | サンライズジパング | 14 | 8 | 2 | 29 (55.2/57.8/52.2) | 12 | 65 |
| 11 | 10 | テンカジョウ | 8 | 10 | 4 | 28 (55.0/57.2/52.0) | 13 | 63 |
| 12 | 14 | ペプチドナイル | 16 | 8 | 2 | 26 (54.5/57.0/51.5) | 11 | 63 |
| 13 | 4 | セラフィックコール | 15 | 9 | 3 | 20 (52.0/54.8/48.5) | 10 | 57 |
| 14 | 6 | ハギノアレグリアス | 12 | 3 | 3 | 27 (54.8/57.5/51.2) | 12 | 57 |
| 15 | 15 | ペリエール | 10 | 6 | 1 | 24 (53.8/56.5/50.5) | 11 | 52 |
| 16 | 5 | ヘリオス | 5 | 0 | 3 | 15 (48.5/51.2/45.0) | 8 | 31 |
レース展開予想
コース特性
中京競馬場ダート1800mは、国内屈指のタフなコースです。スタート直後から1000m付近まで上り坂が続き、3〜4コーナーは緩やかな下り坂。そして直線は410.7mと長く、ゴール手前380m〜220mにかけて高低差1.8mの急坂が待ち構えます。この急坂は中山競馬場に次ぐ傾斜の厳しさで、スタミナと持続力が問われる舞台です。
想定ペース:ミドルペース
今回はミドルペース〜平均ペースになると予想します。
逃げ・先行を得意とする馬は、ナルカミ(12番)、ダブルハートボンド(2番)、ウィリアムバローズ(1番)、メイショウハリオ(3番)の4頭程度。特にナルカミは前走ジャパンダートクラシックで逃げ切っており、積極的にハナを主張する可能性が高いでしょう。ダブルハートボンドも好位確保を得意とするタイプです。
4頭前後が先行争いを展開するため、前半は平均的なペースで進むと予想されます。中京ダート1800mは前半に上り坂があるため、ペースが落ち着きやすい特性があり、極端なハイペースにはなりにくいでしょう。
4コーナーから下り坂でスピードが上がり、直線の急坂で持続力勝負となります。この展開では、好位追走から直線で伸びる馬が有利です。逃げ・先行馬は一定の優位性を保ちますが、末脚を温存できた差し馬にも十分チャンスがあります。
一方、極端に後方待機する追込馬は、直線の急坂でスタミナを消耗し、届かない可能性が高いでしょう。
上位評価馬3頭の詳細分析
1位:ナルカミ(12番)94点 ◎本命
タイム指数:59.5/61.2/57.8(出走馬中1位)
4連勝中の3歳ダート王が、満を持して古馬GIに挑戦します。前走ジャパンダートクラシックでは、道中ハナを主張して自分のリズムで運び、2:03.7の好時計で圧勝。この走破タイムは出走馬中でも最高レベルのタイム指数を記録しています。
能力面では圧倒的です。過去4走の平均タイム指数59.5は出走馬中トップで、2位のダブルハートボンド(58.8)を0.7ポイント上回ります。最高値61.2も群を抜いており、最低値でさえ57.8と安定感抜群。この数値は、下位グループの馬の最高値を上回るほどです。
戸崎圭太騎手との相性も抜群で、重賞4連勝すべてこのコンビ。先行策が得意で、今回も積極的にハナを主張してペースを握る展開が予想されます。中京ダート1800mは先行有利のコースであり、このレーススタイルがピタリとはまります。
唯一の懸念は、中京コースでの実績が未知数という点。しかし、最終追い切りでは余裕のある動きを見せ、「脚元の力強さも増している」「フォームのバランスが良い」と専門家から高評価。仕上がりは万全です。
3歳馬が古馬相手のGIを制するのは容易ではありませんが、この馬の能力なら十分可能でしょう。ダート界の新星が、ここで真の王者となれるか注目です。
2位:ダブルハートボンド(2番)91点 ○対抗
タイム指数:58.8/60.0/57.5(出走馬中2位)
前走みやこステークスを不良馬場にも関わらず1:47.5という驚異的な好時計で圧勝した牝馬です。この走破タイムから算出したタイム指数60.0は、ナルカミの最高値に次ぐ高水準。牝馬ながら古馬相手に互角以上の力を持っています。
今回最大の武器は1枠2番という理想的な枠順です。中京ダート1800mは内枠が圧倒的に有利で、1枠の複勝率は29.4%。ロスなく立ち回れるこのポジションは、この馬の先行脚質と完璧にマッチします。
過去4走はすべて2-2-2-2という理想的な位置取りで好走。坂井瑠星騎手との息もぴったりで、前走みやこSでも完璧な騎乗を見せました。大久保龍志調教師の仕上げも確実で、厩舎成績は満点の12点です。
ただし、最終追い切りの動きがやや物足りないのが気がかりです。専門家からは「前走時と比べて、ラストでのハミを取る前向きな姿勢が劣っている」との指摘があり、終いの伸びに課題を残しました。中3週という間隔で、前走のピーク状態を維持できているかが鍵となります。
それでも、能力・枠順・コース適性すべてが高水準であり、本命級の評価に値します。ナルカミの強力なライバルとして、十分に勝ち負けを演じられるでしょう。
3位:シックスペンス(11番)89点 ▲単穴
タイム指数:57.5/60.2/54.5(出走馬中3位)
芝のGI戦線で活躍していた実力馬が、初のダートGI挑戦となります。前走マイルチャンピオンシップ南部杯では、ダート1600mで2着と好走。最高タイム指数60.2は、ダブルハートボンドを上回る数値です。
最大の強みは、ルメール騎手という最高の手綱です。騎手成績23点満点を獲得し、国枝栄厩舎の仕上げも満点の12点。このコンビネーションは、GIレベルでも十分に通用する布陣です。
最終追い切りの動きも良好で、専門家からは「併せ馬の相手に互角以上の動き。早めに抜け出すのを抑えるほど、余裕のある走りを見せていた」と高評価。坂路で4F52.1秒と好時計をマークし、仕上がりは上々です。
懸念材料は、芝からダートへの転向という点。安田記念12着、大阪杯7着と芝では力を出し切れていませんでしたが、ダートに活路を見出した形です。前走南部杯では好走しており、ダート適性は証明済み。ただし、中京の急坂コースでどこまで通用するかは未知数です。
それでも、能力の高さは疑いようがありません。ルメール騎手の手腕で、好位から抜け出す競馬ができれば、上位2頭を脅かす存在となるでしょう。
注目の穴馬:ルクソールカフェ(16番)86点
タイム指数:58.2/60.5/55.5(出走馬中4位)
評価順位は5位ですが、この馬こそが今回の最大の穴馬候補です。
前走武蔵野ステークスを1:35.2の好時計で快勝した3歳馬。最高タイム指数60.5は全出走馬中トップの数値で、能力面では全く見劣りしません。父アメリカンファラオの血統は、ダート適性抜群です。
最大の魅力は、最終追い切りの動きが抜群に良いという点です。複数の専門家が「全出走馬中で最も良い動き」「慎重な調整も伸びは豪快そのもので気配絶好」と絶賛。中2週という間隔ながら、ウッドチップと坂路を併用してしっかり負荷をかけ、動きも申し分ありません。
前走武蔵野S勝ち馬という実績も十分。ジェルー騎手の国際経験も心強い要素です。
唯一の不安材料は8枠16番という大外枠。中京ダート1800mでは外枠が不利で、8枠の成績は【1-0-0-18】と壊滅的です。最終コーナーで外を回さされるロスが致命的になる可能性があります。
しかし、能力と調教の良さを考えれば、この枠順のハンデを跳ね返せるだけの力はあります。3歳馬の勢いで、古馬の壁を突破する可能性は十分。人気以上の力を秘めた伏兵として、馬券に絡む可能性は高いと見ます。
ここまでが、分析結果です。ほぼ上位人気とAIの評価が一致してますね。実力通りであれば、人気馬同士の決着になりそうな分析結果だと思います。
予想と買い目
◎ナルカミ
〇メイショウハリオ
▲ダブルハートボンド
注ルクソールカフェ
本命はナルカミにします。逃げ先行有利のコースで脚質がハマりそう。実際にレース展開も高いですし、タイム指数もトップ。人気でも逆らわなくていいでしょう。
買い目は単勝12と馬連3-12、3連複12軸の12-2,3,16と3連単12が1着固定の12->2,3,16->2,3,16で勝負したいと思います。


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